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2014年12月25日 (木) 12:56時点における版
アトピー(atopy)とは、「奇妙な病気」という意味で、アレルギー反応を起こしやすい遺伝的な体質のことである。
概要
通常のアレルギーは生後に何らかの抗原となる物質が身体に侵入することで抗体が作られ、その後に抗原が再び侵入すると過剰反応してしまうことで起きる。
一方、アトピーの場合においては生後1〜3ヶ月の乳児といった抗体を作る能力がまだない状態でも過敏反応を起こす。 アトピーの場合においては薬物による薬疹も現れやすい。 このような過敏反応を起こしやすい体質(抗体)は親から子へ遺伝的に伝わるものと考えられている。
アトピーの体質によって起こる疾患としてはアトピー性皮膚炎やアトピー性鼻炎が有名だが、喘息などもアトピーの症状であることが多い。
主な治療
アトピーの治療には、アトピー性の疾患の種類によらず、まず食物、埃、ダニなどのアレルゲンと考えられる因子を除去すること試みられる。
ステロイドや抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤などの投与はそれらが完璧でも抑えきれない場合に試みられる。 また、免疫抑制剤は最終手段的に試みられる。
つまりアトピーの患者の治療にもっとも基礎的に重要なのは家族の意識改革となる。 掃除や洗濯、整理整頓によるアレルゲンの除去がなければ薬剤もほぼ無意味である。