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メディカルウェア - 利用者の投稿記録 [ja]
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利用者の投稿記録
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PACS
2012-01-11T02:30:40Z
<p>127.0.0.1: </p>
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<div>[[ファイル:Inside a Microsoft data center.jpg|270px|right|thumb|PACSサーバー室(イメージ図)]]<br />
'''PACS''' ('''P'''icture '''A'''rchiving and '''C'''ommunication '''S'''ystem)とは、医療の場で使われる、[[CR]]や[[CT]]、[[MRI]]などのデジタルな医用画像データを保管、管理し、オンライン・ネットワーク上でやりとりする医用画像システム一式のことである。<br />
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一般的にPACSという場合には、医用画像サーバーおよびビューアだけではなく、[[レポーティング・システム]]や[[放射線科情報システム]]([[RIS]])などを含むシステム一式を指すのが一般的であるが、狭義には[[DICOMサーバー]]と[[DICOMビューアー]]のセットを指すこともある。<br />
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== 概要 ==<br />
医用画像システム一式というと、[[DICOMサーバー]]と[[DICOMビューアー]]のセットを想像されるかもしれないが、「PACS」という定義においては必ずしも[[DICOM]]準拠製品である必要ななく、独自規格の医用画像システムも含まれる。<br />
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近年は利便性と通信効率を優先し[[DICOM]]規格に準拠しないPACS製品も増えてきている。たとえば[[モダリティ機器]]からの画像データ受信などの他社製品との通信にはDICOM通信を用いるが、自社[[DICOMビューア]]への配信には独自通信規格・独自画像フォーマットを用いるというPACS製品も少なくない。この傾向は特にシビアな応答性能が要求される大規模なPACSほど強い。<br />
<br />
なお、稀に「うちの[[PACS]]も独自規格使っており高性能です!なお付属の[[DICOMサーバー]]はDICOM通信の受信しかできません(C-STORE SCPしかサポートしません)」というゴミカスウンコなシステムもあるが、これは前述の性能云々ではなく、単純に技術力がないだけなので、華麗に避けるのが賢明である。つまり、独自規格が許されるのは、DICOM規格を一通りサポートしている前提のPACS製品のみである。<br />
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== PACSの利点と欠点 ==<br />
本格的に[[読影]]を行うという意味では、PACSの読影端末(≒[[DICOMビューア]])で用いる[[高精細モニター]]が写真フィルムに比べ、画質が大幅に劣ることから敬遠される傾向があった。たとえばレントゲン写真をみるための[[シャウカステン]]は輝度3000~15000カンデラ、写真フィルム自体のコントラストは20000諧調くらいある。現在最高スペックの高精細モニターなどをもってしても一桁性能が違う。<br />
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ただデジタル医用画像(≒[[DICOM画像]])は、[[ウィンドウレベル変換]]などの写真フィルムとは異なる見方ができ、解析や再構成も容易、可搬性や保管性なども圧倒的に優れているなどの写真フィルムにはない利点も多々ある。<br />
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医用画像がデジタル化したことで複数の断層画像を繋げあわせて別の画像を作り出す(再構成)や解析なども飛躍的に簡単に出来るようになった。再構成手法は色々あるが[[MPR]]法(Multi Planer Reconstruction、他断面再構成法)や[[MIP]]法(Maximum Intensity Projection、最大値投影法)、[[ボリュームレンダリング]]などが有名。<br />
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加えてPACSの最大の特徴であるネットワーク化により、ネットワーク越しに画像データを即座に送受信でき、また1つの画像を同時に異なる場所から参照することも可能であるため、医療業務のパイプライン化(並列化)が進み、より早く、より的確な診療が可能となる。またPACSによるネットワーク化は[[読影医]]の居ない施設と、[[研修医]]も含め多数の読影医を常時抱える[[大学病院]]などを繋ぐことを可能とし、[[遠隔読影]]という新たな読影形態も生み出した。近年ではPACSおよび遠隔読影の普及により、従来は他の診療科と併設されているのが一般的であった[[放射線科]]が単独で独立開業し、[[読影センター]]や[[撮影センター]]を名乗る[[診療所]]なども増えてきている。<br />
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最近のPACSでは読影端末(≒PC、稀に専用機もある)のみならず、iPhoneやiPadをはじめ、Android、Windows Phone 7などのスマートフォンやタブレット端末などのモバイル機器でも参照できるシステムなども登場してきている。これらの携帯端末は、その特性上、本格的な読影向けではないが、緊急時の応急的な対応には欠かせないツールとなりつつある。ただし、携帯端末による補助は、まだ歴史も浅く、発展途上であり、幾多の試行錯誤が繰り返されいる分野であるため、完全な実用には「作っては壊す」を繰り返す、勇気と忍耐、お金が必要となる。<br />
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また、PACSは[[電子カルテ]]や[[オーダリングシステム]]などとのシステム間での連携連動により、検査時の患者情報の入力ミスによる[[ヒューマンエラー]]、患者取違えなどの[[医療ミス]]を抑える効果があるといわれている。ただし、システム統合・システム間連携をおこなうアプリケーションなどは一品物の特注開発となるため、導入コストや運用コストは爆発的に増大する傾向がある。この点に関しては[[DICOM]]規格団体などが[[電子カルテ]]業界などに標準化を呼び掛けて会合などを開いているが一向に進んでいない模様。なお[[放射線科]]が主体の[[レポーティング・システム]]などはDICOM範囲外でもフォーマットの統一構想などが着実に進められている。<br />
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== 導入状況 ==<br />
PACSは、[[厚生労働省]]による[[PACS]]導入補助(画像診断管理加算などの保険点数)が実施されたことで爆発的に普及した。<br />
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[[PACS]]導入による[[フィルムレス]]化を実現することで、一時的に莫大な導入コストが掛るものの、[[保険点数]]は一気に増え(収入が増え)、写真フィルムのときに問題となっていた[[薬事法]]の規定でフィルム捨てられないことによる保管費用(倉庫費用)や現像液の廃棄料(産業廃棄物指定されているので高い)などが掛らなくなる(支出が減る)。<br />
<br />
短期的な出費は増えるが長期的には儲かるということで、多くの大学・医大、[[病院]]が導入し、大規模施設ではほぼ100%近い[[フィルムレス]]化を実現している。<br />
<br />
一方で[[診療所]]などの小規模な施設では未だに写真フィルムが全盛である。そもそも診療所にはPACSメーカーの営業すら来ないという。これは小規模PACSの利益率の問題で、5年間保守するという前提では、消耗品である写真フィルムに比べ、PACSは導入コスト(初期費用)が高いため売りにくく、しかも長期運用を想定した場合に消耗品が発生しないため全体の売上は少ない(利益率が悪い)。これらの理由により売る側は診療所向けの小規模PACSでは長期的なメンテナンスを含めた場合にハードウェア保険料や人件費、地域によっては交通費すら捻出できない、買う側も一括払いでは大金を用意できない、というジレンマが原因だと言われている。<br />
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== 相互接続 ==<br />
[[電子カルテ]]や[[レセコン]]などとの相互接続方法の標準化も検討されているが、[[DICOM]]関連団体が必死に活動しても、電子カルテ業界は腰が重いらしく、とくに動きはない。<br />
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== 保障期間 ==<br />
日本によけるモダリティ機器やPACS、[[DICOM]]関連製品の保証期間は一般的に5年。[[薬事法]]での耐用年数が最大5年なので5年。パソコンはせいぜい1~2年保証なので、5年以内に3回程度壊れる前提で見積もり出させることが重要。<br />
<br />
大きい病院の場合、トラブルは担当者の責任(進退に関わる)になるので、擦り付ける業者が必要。業者も擦り付けられる前提の価格を提示するのが普通である。この世界では価格が安ければ良いというものでもなく、むしろ価格が高い方が喜ばれるような構造になっている。<br />
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小さい診療所の場合は運用保守を自分でやるのもいい。大手メーカーの営業も来ないだろうし、それしか選択肢はないともいう。<br />
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== セキュリティ ==<br />
PACSは基本的にサーバー・クライアント型のシステムなので、必ずオンライン・ネットワークを用いるが、[[病院]]の場合は[[患者]]の[[病歴]]などの非常に重い個人情報を取り扱う関係上、セキュリティや個人情報保護の兼ね合いでインターネットではなくイントラネット(LAN)に限定したものが一般的である。<br />
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稀に[[遠隔読影]]において、インターネットが使われるが、この場合のインターネットとは半ば専用線に近い通信キャリアが提供する回線レベルで認証が付いたルータ設置場所の変更すら難しいガチガチなVPNであることが一般的である。<br />
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== その他 ==<br />
PACSを導入する際の注意事項として、<br />
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== 主なPACS製品 ==<br />
* [[Centricity]] - [[GE]]<br />
* [[TFS]] - [[東芝]]<br />
* [[IDS]] (旧[[EasyAccess]]) - [[PHILIPS]] (スウェーデン[[Sectra]]社のOEM品)<br />
* [[iSite]] - [[PHILIPS]] (米国Stentor社を買収)<br />
* [[EV Insite]] - [[PSP]]<br />
* [[SYNAPSE]] - [[富士フィルム]]<br />
* [[DxServer]] - [[MEDASYS]] (フランス、近所にはシンクロトロン実験施設ソレイユがある)<br />
* [[XTREK]] - [[J-MAC SYSTEMS]]<br />
* [[VOX-BASE]] - [[J-MAC SYSTEMS]]<br />
* [[FAINWORKS]] - [[J-MAC SYSTEMS]]<br />
* [[K-PACS]]<br />
* [[Conquest]]<br />
* [[OsiriX]]<br />
<br />
{{stub}}<br />
<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[DICOM]]<br />
** [[DICOMサーバー]]<br />
** [[DICOMビューア]]<br />
** [[高精細モニター]]<br />
* [[IHE]]<br />
* [[放射線科情報システム]] ([[RIS]])<br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
<references /><br />
<br />
{{medical-stub}}</div>
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https://medicalware.org/w/index.php?title=%E9%AB%98%E7%86%B1&diff=4259
高熱
2012-01-08T15:55:23Z
<p>127.0.0.1: ページの作成:「'''高熱'''とは、発熱のうち、38.5℃以上のものをいう。 == 関連項目 == * 発熱」</p>
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<div>'''高熱'''とは、[[発熱]]のうち、38.5℃以上のものをいう。<br />
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== 関連項目 ==<br />
* [[発熱]]</div>
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