X線

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X線(読み:エックスせん、X-Ray)とは、波長が1ピコメートルから10ナノメートル程度の電磁波放射線の一種である。 日本の法令の条文上ではカタカナを用いて「エックス線」若しくは「エツクス線」(ツを小文字を使わずに表記する)と表記するのが原則となっている。

名称の由来[編集 | ソースを編集]

X線はドイツのヴィルヘルム・レントゲン博士が1895年11月8日に発見したものの、謎だらけであったため、数学において未知を表す「X」を冠し、「X線」と命名した。 X線はレントゲン線と呼ばれることもあるがレントゲン博士は「レントゲン」を冠する呼称を酷く嫌ったといわれるため使うべきではない。レントゲン写真などの呼称も同様である。

X線は波長のとりうる領域(エネルギーのとりうる領域)がガンマ線のそれと一部重なっている。これはX線とガンマ線との区別が波長ではなく発生機構によるためであり、波長からX線かガンマ線かを割り出すことはできない。軌道電子の遷移を起源とするものをX線、原子核内のエネルギー準位の遷移を起源とするものをガンマ線と呼ぶ。

銅やモリブテン、タングステンなどにブラウン管テレビなどで有名な電子銃をもちいて電子ビームを当てると放出される。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]