ヴェルナー・テオドル・オットー・フォルスマン

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ヴェルナー・テオドル・オットー・フォルスマン(Werner Theodor Otto Forßmann、Werner Forssmann、1904年8月29日 - 1979年6月1日)は西ドイツ・エーベルスヴァルデ出身の医師。人間の心臓に初めてカテーテルを通した人物として知られている。ヨハネス・グーテンベルク大学マインツ大学医学部名誉教授。

ヴェルナーはベルリンで生まれ、フンボルト大学ベルリン(通称ベルリン大学)を1929年に卒業した。

1929年、ヴェルナーは自らの腕に尿カテーテルを刺し、自身の心臓の右心房まで通した。その後、自ら放射線医学の部署まで階段を降りて行き、レントゲン写真を撮って心臓にカテーテルが入っていることを確認した。これが人体では初となるカテーテル穿刺と言われている。

この実験を行った経緯について、ヴェルナーが1861年にフランスのシャボーとマーレイという2人の医師が試みた風船のついたカテーテルを馬の心臓に挿入し血圧を測ったという実験を医学書で見つけ、カテーテルを人間の肘の静脈から心臓まで挿入し、直接心臓に強心剤を投与できれば、心臓周りの動脈を傷つけることもなく死なずに済む患者も多くなるのでは、と考え、自らの人体を賭けた実験を強行したと言われている。

このヴェルナーの実験は心臓カテーテルの可能性を広げたが、「人間はモルモットじゃない」「心臓に管を入れるなど患者に言える訳がない」など反対意見や非難が続出、当時の学会はこの実験結果を倫理的に認めず、ヴェルナーは病因を解雇されてしまい、歴史的な実験は埋もれてしまうこととなった。

だがそれから25年後、52歳になったヴェルナーのもとに思いもよらない知らせが届く。それはノーベル賞の受賞を知らせる手紙だった。ヴェルナーの実験はアメリカのクールナン博士とリチャ―ズ博士に感銘を与えていた。2人は患者に心臓カテーテルを使用し、有効であることを証明したのだ。そしてヴェルナーは1956年度のノーベル生理学・医学賞を受賞した。

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