ペラミビル

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ペラミビル
ファイル:Peramivir.svg
IUPAC命名法による物質名
(1S,2S,3S,4R)-3-[(1S)-1-acetamido-2-ethyl-butyl]-4- (diaminomethylideneamino)-2-hydroxy-cyclopentane- 1-carboxylic acid
臨床データ
胎児危険度分類  ?
法的規制  ?
薬物動態的データ
生物学的利用能 100% (IV)
半減期 7.7 to 20.8 hour in patients with normal renal function
排泄 renal
識別
CAS登録番号 229614-55-5 ×
ATCコード None
PubChem CID 151164
ChemSpider 133234 チェック
UNII 9ZS94HQO3B ×
ChEMBL CHEMBL332608 チェック
化学的データ
化学式 C15H28N4O4 
分子量 328.40722 g/mol

ペラミビル(英語:peramivir)とは、米国のバイオクリスト社(BioCryst Pharmaceuticals)が開発したインフルエンザ用の抗ウイルス薬一般名である。

生産は塩野義製薬が行っており商品名は「ラピアクタ」である。[1][2]

概要[編集]

ペラミビルはノイラミニダーゼ阻害薬であり、タミフルリレンザと同じ分類の薬である[1][2]

ペラミビルは点滴注射薬であるため、経口での服用が困難な患者にも投与が可能である点が最大の特徴である[2][3]

1回の投与時間が約15分の点滴薬であり、成人であれば1回の投与治療が完結する[4][5]

2009年のインフルエンザ (A/H1N1)の流行時に重篤患者に対して緊急使用が認められ話題となった[6]

薬事承認[編集]

ペラミビルは塩野義製薬がライセンス生産を行っており、日本における臨床試験も塩野義製薬が行っている[1]。 商品名は「ラピアクタ」であり、初の国産抗インフルエンザ薬である[4][5]

塩野義製薬が2009年10月に厚生労働省に承認申請し[3]、2010年1月13日に世界で初めて成人用が承認された。承認には通常は最短でも2年程度かかるが、ちょうどSARSが猛威をふるい、また新型インフルエンザの流行が危惧された時期であったため、異例のスピード承認となった[4]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  1. 1.0 1.1 1.2 塩野義製薬 - バイオクリスト社との抗インフルエンザウイルス剤『ペラミビル』に関するライセンス契約締結のお知らせ、2007年3月6日、2009年10月9日閲覧。
  2. 2.0 2.1 2.2 治療薬はタミフル5日分の効果:インフル薬ペラミビル」共同通信 2009年9月14日、同年10月9日閲覧。
  3. 3.0 3.1 「「第3のインフル薬」登場へ 塩野義「ラピアクタ」 厚労省1月承認有力」 『産経新聞』、2009年12月19日付朝刊。
  4. 4.0 4.1 4.2 「国産インフル薬、今月中にも販売 塩野義製薬」 『朝日新聞』 2010年1月14日付朝刊、東京本社発行最終版、30面。
  5. 5.0 5.1 「点滴の治療薬が登場 患者の選択の幅広がる」 『産経新聞』 2010年2月4日付朝刊、東京本社発行12版、20面。
  6. Peramivir authorized for Emergency use”. LifeHugger (2009年12月4日). 2009年12月4日閲覧。