ページ「モダリティ・ワークリスト・マネージメント」と「麻薬取締法」の間の差分

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'''モダリティ・ワークリスト・マネージメント'''(英語:Modality Worklist Management、略:MWM)とは、[[DICOM規格]]で定められている主に[[RIS]][[モダリティ]]間における検査予約情報の取り扱いに関する仕様のことである。
'''麻薬取締法'''(まやくとりしまりほう)1990年(平成2年)の法改正で「'''麻薬及び向精神薬取締法'''(まやくおよびこうせいしんやくとりしまりほう」と名称変更となったため、今では通称として使われる。麻薬と[[向精神薬]]の乱用を防止し、中毒者に必要な[[医療]]を行うなどの措置を講じ、生産や流通について必要な規制を執り行うことによって、公共の福祉の増進を図ることを目的としている(同法1条)。主務官庁は[[厚生労働省]]


== 概要 ==
== 取締り対象 ==
MWMは、なにかしらの[[検査]]を行う前に、[[モダリティ装置]]から[[RIS]]に問い合わせを行い、[[患者]]や検査依頼などに関する情報を受け取る際の通信仕様を定めたものである。
同法の第2条がこの法律においての定義であり、1項が「麻薬」が別表第1に示したものであることを規定し、6項で「[[向精神薬]]」が別表第3に示したものであることを規定している。
*麻薬
::[[モルヒネ]]、[[コカイン]]など麻薬に関する[[単一条約]]にて規制されるもののうち[[大麻]]を除く。それに加えて、[[向精神薬]]に関する条約の付表Iに対応したもの。ほとんどが幻覚剤である。
*第1種向精神薬[[メチルフェニデート]]のような[[精神刺激薬]]やバルビツール酸系薬。[[向精神薬]]に関する条約の付表IIに対応し、アンフェタミン類を除くもの。
*第2種向精神薬バルビツール酸系や、[[ベンゾジアゼピン系]][[フルニトラゼパム]]など。[[向精神薬]]に関する条約の付表IIIに対応。
*第3種向精神薬ここに指定されているもののうち、日本にて医薬品として流通するものの多くは、[[ベンゾジアゼピン系]]である。[[向精神薬]]に関する条約の付表IVに対応。
日本法の薬物の指定と、国際条約の薬物の指定は異なるため、「日本の法律における麻薬」のように称される。


== 利点 ==
== 医療における近年の違反例 ==
MWMを利用することで、たとえば[[モダリティ装置]]はMWMから得た情報をもとに[[患者]]の氏名や生年月日などを自動入力したりと言ったことができ、依頼伝票を見ながら手入力する際に問題となりやすい入力ミスなどヒューマンエラーを減らすことができる。
:[[札幌ひばりが丘病院#不祥事]]を参照。
 
[[DICOM規格]]ほどデファクトスタンダードを確立できた医療規格は事実上存在せず、とくに[[HIS]]や[[電子カルテ]]などは酷い状況であり、その都度独自仕様の受け口を作っていては面倒である。
 
そこで[[RIS]]などが緩衝剤となり、上流システムのてんでんばらばらな情報を一元的に受け取り、その情報を[[DICOM規格]]形式に変換し、各種[[モダリティ装置]]へ標準的な手段で情報提供を行えるようにするものである。
 
これにより各種[[モダリティ装置]]が[[HIS]]や[[電子カルテ]]のクソ仕様に個別に対応しなければならないという最悪の状況は回避できる。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[DICOM]]
*[[医療用麻薬]]
* [[RIS]]
*[[麻薬取締部]]
* [[モダリティ]]
*[[麻薬取締官]]
* [[Modality Performed Procedure Step]] - [[RIS]]と[[モダリティ]]間でやりとりする実施状況に関する仕様のこと
 
== 参考文献 ==
{{reflist}}


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
 
*[http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%96%83%96%f2%8b%79%82%d1%8c%fc%90%b8%90%5f%96%f2%8e%e6%92%f7%96%40&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=S28HO014&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1 麻薬及び向精神薬取締法 (総務省法令データ提供システム)]
[[Category:法令違反のあった医療機関]]
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2017年10月9日 (月) 21:00時点における版

麻薬取締法(まやくとりしまりほう)1990年(平成2年)の法改正で「麻薬及び向精神薬取締法(まやくおよびこうせいしんやくとりしまりほう」と名称変更となったため、今では通称として使われる。麻薬と向精神薬の乱用を防止し、中毒者に必要な医療を行うなどの措置を講じ、生産や流通について必要な規制を執り行うことによって、公共の福祉の増進を図ることを目的としている(同法1条)。主務官庁は厚生労働省

取締り対象

同法の第2条がこの法律においての定義であり、1項が「麻薬」が別表第1に示したものであることを規定し、6項で「向精神薬」が別表第3に示したものであることを規定している。

  • 麻薬
モルヒネコカインなど麻薬に関する単一条約にて規制されるもののうち大麻を除く。それに加えて、向精神薬に関する条約の付表Iに対応したもの。ほとんどが幻覚剤である。

日本法の薬物の指定と、国際条約の薬物の指定は異なるため、「日本の法律における麻薬」のように称される。

医療における近年の違反例

札幌ひばりが丘病院#不祥事を参照。

関連項目

外部リンク