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MWMは、なにかしらの[[検査]]を行う前に、[[モダリティ装置]]から[[RIS]]に問い合わせを行い、[[患者]]や検査依頼などに関する情報を受け取る際の通信仕様を定めたものである。 | |||
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MWMを利用することで、たとえば[[モダリティ装置]]はMWMから得た情報をもとに[[患者]]の氏名や生年月日などを自動入力したりと言ったことができ、依頼伝票を見ながら手入力する際に問題となりやすい入力ミスなどヒューマンエラーを減らすことができる。 | |||
[[DICOM規格]]ほどデファクトスタンダードを確立できた医療規格は事実上存在せず、とくに[[HIS]]や[[電子カルテ]]などは酷い状況であり、その都度独自仕様の受け口を作っていては面倒である。 | |||
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== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||
* [[ | * [[DICOM]] | ||
* [[ | * [[RIS]] | ||
* [[ | * [[モダリティ]] | ||
* [[ | * [[Modality Performed Procedure Step]] - [[RIS]]と[[モダリティ]]間でやりとりする実施状況に関する仕様のこと | ||
== 参考文献 == | == 参考文献 == |
2012年8月11日 (土) 02:37時点における版
モダリティ・ワークリスト・マネージメント(英語:Modality Worklist Management、略:MWM)とは、DICOM規格で定められている主にRISとモダリティ間における検査予約情報の取り扱いに関する仕様のことである。
概要
MWMは、なにかしらの検査を行う前に、モダリティ装置からRISに問い合わせを行い、患者や検査依頼などに関する情報を受け取る際の通信仕様を定めたものである。
利点
MWMを利用することで、たとえばモダリティ装置はMWMから得た情報をもとに患者の氏名や生年月日などを自動入力したりと言ったことができ、依頼伝票を見ながら手入力する際に問題となりやすい入力ミスなどヒューマンエラーを減らすことができる。
DICOM規格ほどデファクトスタンダードを確立できた医療規格は事実上存在せず、とくにHISや電子カルテなどは酷い状況であり、その都度独自仕様の受け口を作っていては面倒である。
そこでRISなどが緩衝剤となり、上流システムのてんでんばらばらな情報を一元的に受け取り、その情報をDICOM規格形式に変換し、各種モダリティ装置へ標準的な手段で情報提供を行えるようにするものである。
これにより各種モダリティ装置がHISや電子カルテのクソ仕様に個別に対応しなければならないという最悪の状況は回避できる。