ページ「画像診断」と「超音波検査」の間の差分

提供:メディカルウェア
(ページ間の差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動
(ページの作成:「'''画像診断'''(がぞうしんだん)とは、医用画像から、主として疾患による形態上の変化を医師診断することで...」)
 
編集の要約なし
 
1行目: 1行目:
'''画像診断'''(がぞうしんだん)とは、[[医用画像]]から、主として[[疾患]]による形態上の変化を[[医師]]が[[診断]]することである。
'''超音波検査''' (英:Ultra Sound/, [[DICOM]]:US)とは、生体内に向け超音波を照射し、その反射波(エコー)の遅延時間および強度を画像として表示することで、生体内の状態を見る検査方法である。


なお、[[患者]]の主張や[[既往歴]]、[[家族歴]]などから、適切な検査を導き出し、画像診断を行い、さらに今後の方針を決めることを[[読影]]という。稀に画像診断のみを[[読影]]と呼ぶこともあるが、[[読影]]の正確な意味は異なるので注意が必要である。
超音波は組織の音響インピーダンス(音速x密度)が異なる境界面で吸収または反射する。超音波検査で使われる超音波の周波数は3~10MHzが一般的である。周波数が低いほど到達深度は上昇するが、空間分解能は低くなり、逆に周波数が高いほど到達深度は低くなるが、空間分解能は高くなる。超音波検査で使われる超音波の速度は1400~1800m/秒であるが、生体内では1530m/秒であると見なすことになっている。
 
== 定義 ==
日本における[[診療報酬点数表]]上での定義では、「画像診断」の項目の範囲は以下の3項目に大分類されている。
* エックス線診断([[X線撮影]]、[[血管造影]]など)
* コンピュータ断層撮影診断([[CT]]、[[MRI]]など)
* 核医学診断([[シンチグラフィ]]、[[PET]]など)
 
日本に限れば、[[超音波検査]]や[[内視鏡検査]]などは「検査」の項目になり「診断」の項目には含まれない。画像診断も含め[[診断]]と付くものは[[医師]]が行うのが絶対条件であるのに対して、[[検査]]は[[診断]]ではないため[[医師]]でなくても[[診断書]]に類似したレポート作成が行えることになっており、実際に[[検査技師]]や[[看護師]]が行うこともある(多い)。
 
広義には、[[内視鏡検査]]や[[眼底検査]]などの医用画像を診断する方法も画像診断の範囲に含めることもある。
 
== 関連項目 ==
* [[読影]]
* [[放射線科]]


{{medical-stub}}
{{medical-stub}}

2011年10月10日 (月) 03:01時点における版

超音波検査 (英:Ultra Sound/, DICOM:US)とは、生体内に向け超音波を照射し、その反射波(エコー)の遅延時間および強度を画像として表示することで、生体内の状態を見る検査方法である。

超音波は組織の音響インピーダンス(音速x密度)が異なる境界面で吸収または反射する。超音波検査で使われる超音波の周波数は3~10MHzが一般的である。周波数が低いほど到達深度は上昇するが、空間分解能は低くなり、逆に周波数が高いほど到達深度は低くなるが、空間分解能は高くなる。超音波検査で使われる超音波の速度は1400~1800m/秒であるが、生体内では1530m/秒であると見なすことになっている。